SCRAP_CMYK by Rikako Nagashima for Kinnasand Lab

Kinnasand Labのために制作されたカーテンコレクションScrap_CMYKは、グラフィックデザイナー長嶋りかこによって誕生しました。本コレクションは、リサイクル可能な再生ポリエステルを使用して特別に開発されたテキスタイルをベースに構成されています。

Scrap_CMYKは、オフセット印刷の行程で出る廃棄物「ヤレ紙」(印刷の際に見当合わせや色調整で使用する用紙のことで、印刷機の無駄なインクを吸い取ったりするための紙)の、偶然できる汚れや不規則な模様を活用して、新しい命を与えたカーテンコレクションです。

ヤレ紙に偶発的に印刷されたグラフィカルで美しい色を抽出し、魅力的なリズムのあるデジタル印刷のカーテンコレクションへと生まれ変わらせています。

印刷機によって印刷された汚れは、強度、深さ、精度が異なり、様々な表情を見せます。実質的には殆ど見えないほどの小さな汚れ、有機的なにじみを持ったもの、ひとつのインクのかたまりとして印刷されているもの、偶然ストライプの模様に見えるようなものなど、多種な模様があり、独特な立体感や深みとともに、絵画的な表情を見せています。

ベース生地の織り素材は、使用済みのペットボトル100 %を原料に、特殊開発された再生ポリエステルで作られています。この生地は、使用済みの廃棄物に新しい生命を吹き込むというコンセプトに調和しつつ、艶のないざらざらとした紙の質感を感じるクレープ織り(ガーゼのような織り方)を思わせるようなテクスチャーを生み出しています。

Scrap_CMYKのカラーコンセプトはシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックというオフセット印刷の工程で原色となる4つのインク色を元にし、各デザインの色設定にリンクしています。
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